弊社も創業以来、人力掘削、機械掘削（オールケーシング工法）など多方面の技術を追求・施工してきました。
ここ数十年の間に機械掘削において、革新的な技術や機材設備が次々と生まれ、いろいろな工法が生まれました。近年では、工場生産による既成杭なども現れ、それぞれの現場に応じた工法が取り入れられています。
しかし、そのような機械掘削でも、どうしても行えない場所、条件の現場も多数存在します。
弊社では、長年培った人力＋機械掘削工法の技術・知識を存分に生かし、現在では深礎工法の専門会社として広く認知されています。

創業から60余年、高山基礎工業株式会社は建物作りの基盤となる深礎工事を中心にさまざまな時代を乗り越え、今に受け継いできました。「日本一の深礎工事会社になる」と大きな夢を話してくれた先代社長である父から、私が会社を引き継いだのは、今から10年ほど前のこと。

代がわりしたばかりのときは、時代の流れもあり、まさに次なる進化が問われる転換期でした。「父から引き継いだこの会社をもっと大きく」そんな決意のもと、同社が1番力を入れて取り組んだのは『社員のモチベーションづくり』でした。会社を支える現場の社員たちの声に耳を傾け、心に寄り添い続けてきた結果、社員たち自ら難しい資格取得に挑戦することが増えたり、どうやったら生活レベルを上げられるかを考えるようになるなどの変化が生まれました。そしていまでは、会社を背負う立派な人材に成長してくれています。

昨今、AI自動化などの最新技術が注目されていますが、私たちの仕事は、この先も『人の手』でしかできない技術職です。建物の『基礎』を作る会社として、事業の足元をキチンと見据え、次なる時代でも貢献できる会社に育てていきたいと思っています。